■ 卦辞・爻辞の説明
000010 地 ・ 水 ・ 師
<卦の配列順序の説明(易経・序卦伝より)>
集団と闘争
理由:077.論争・訴訟(=訟)があるところには必ず群集(=師)が群がってきます。そこでは戦いもおこることになります。従って、訟に続くは師。
<卦辞>
070.プロジェクトを完遂するためにリーダは一貫して正しくなければなりません。立派な人格を持ち,上司にも従順(無条件ではない)なベテランがリーダなら吉。そういう人がいなければ止めることです。原典参照
<爻辞>
初六071.さあプロジェクトが始まりました。しかし何事も始めが肝心です。プロジェクトの目的・意義やルールを全員で共有し、管理・統制が可能な状態にしましょう。それがないと途中で躓きます。 原典参照
九二072.プロジェクトはリーダーが肝腎。顧客・取り引き先をも満足させ,社長の信頼をも受けるような人物であれば吉。きっとうまくいくでしょう。 原典参照
六三073.リーダが稚拙なのでプロジェクトがうまくいきません。犠牲者がでそうです。根本的対策が必要です。凶です。 原典参照
六四074.どうも今は守りの時。ここは一旦プロジェクトを中断しても、体制を補充・固めて再スタートというのも兵法のうちです。 原典参照
六五075.リーダである貴方がプロジェクトを全部見切れなければ権限をサブ・リーダに委譲してください。しかしこの場合にも貴方の信頼するサブリーダにまかせるこ。いいかげんにやると、いくら大義名分の通った要員アサインいといえども凶となります。 原典参照
上六076.プロジェクトが完了したら活躍した人は正当に評価してください。この時注意すべきことが一つ。ズル賢く立ち回って,何もしてないのに褒美にあずかろうとしている人はいませんか?こういう人は間違っても次のプロジェクトではリーダーにしてはいけません。大失敗のもとになります。 原典参照