<爻辞>:
初六 | 161.上司から気に入られていると思い,浮かれ、奢っている様子が声音にまで出ています。初めからこんなに浮かれていては凶です。 |
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六二 | 162.独り堅固に,あたかも石のように節操を保ち,いたずらに世俗の楽しみに溺れることもありません。吉です。たとえ悦楽の思いに駆られても,日を待たずに払いのけることができるでしょう。 |
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六三 | 163.上司にべったり上目づかいの様子ですね。日本で俗にいう”平目”。もしこの態度を改めることができないと,後でそれこそ本当に悔いが残ることになります。 |
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九四 | 164.志が大いに遂げられ,何事を行っても大いに得ることがあるでしょう。ただし、人を疑って事にあたるのはよくない。ひたすら至誠をつくせば仲間が集まってきて助けてくれます。 |
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六五 | 165.頼り甲斐のある部下のお陰で,楽のし過ぎのようですね。ちょっと行き過ぎの面もありますが,正しく正直であればなんとか無事にやっていけるでしょう。あまり図にのらないことです。 |
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上六 | 166.本当に耽溺しきっています。今までの善行があるのでなんとか持っていますが,今すぐこの態度を改めないとよくないでしょう。 |
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