■ 卦辞・爻辞の説明
010111 水 ・ 天 ・ 需
<卦の配列順序の説明(易経・序卦伝より)>
待望・需要
理由:057.青少年期(=蒙)には滋養は無視できません。従って,蒙に続くは需。需は飲食の道です。
<卦辞>
050.万事,ゆっくりと物事をなすのが吉です。軽率な行動はよくありません。人生で言えば青少年期。よく遊びよく学んでじっくり大きくなろう。原典参照
<爻辞>
初九051.謙虚に,他日を期して修養し,しっかりした変わらぬ志操・習慣を身に附けていくことが必要です。 原典参照
九二052.問題に出会うことがあっても,結局謙虚にじっくり修養しているのが一番です。 原典参照
九三053.やっかいな問題にぶつかります。敬虔に,慎重に対処していけば失敗しません。 原典参照
六四054.外から来る険難に立ち向かうことになります。従って,心血を注ぐような苦心・努力を必要としますが,初心を忘れず,教えを聞いていけばひとまず難を逃れることができます。 原典参照
九五055.修養努力の結果,困難に打ち勝って余裕綽綽の状態です。大いに飲食などを楽しんでください。 原典参照
上六056.問題に深入りしすぎて抜けるのに苦労してます。しかし今までの修養道徳のおかげで思わぬ人々から助言を受けることができます。敬虔に聞けば結局はよくなります。 原典参照