<爻辞>:
初九 | 431.上にいるずる賢い才子をいかに決去しようとしても,まだ貴方の力も弱く,また時機も状況も適切ではありません。軽率な行動は失敗し,後々も問題を残します。自重すべきです。 |
原典参照 |
九二 | 432.上にいるずる賢い才子を決去するにあたって,反撃に備えて防備を固め,仲間にも警告を発するよう慎重を期していれば何も憂うることはありません。 |
原典参照 |
九三 | 433.上にいるずる賢い才子を決去しようとする興奮が顔に出るようでは災いがあります。しかし,やるべきときはやるのが立派な男子ですから,上と通じているとの疑いをかけられ,味方から怒られるくらいのことはやっても問題はありません。 |
原典参照 |
九四 | 434.上にいるずる賢い才子を決去するにあたって,共鳴する仲間と行動を共にする初期段階に入っています。しかし,責任ある立場ゆえかなかなか決心がつかず,仲間の言葉を信用できないとは愚かなことです。 |
原典参照 |
九五 | 435.上のずる賢い才子を決去すべきリーダーでありながら,その悪党に丸め込まれているように見えます。しかし,決去する意志は固いでしょうから,その志を保っていれば問題はないでしょう。 |
原典参照 |
上六 | 436.年貢の納め時です。あんなに悪いことばかりしていては,助けてくれるような人は誰もいません。災いがあるでしょう。 |
原典参照 |