<爻辞>:
初六 | 441.一人の,いかがわしい人物が仲間に入ってきました。あまり悪影響が拡大しないよう最初からくい止めるのがよいでしょう。しかし,往々にしてこのような人物は勝手に動き回りますので,このようにさせては凶になりかねません。 |
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九二 | 442.いかがわしい人物のネガティブな力を,断固たる態度でピタリと抑え込んでしまえるようならば問題はありません。間違えても,上司や賓客などに会わせるようなことがあってはなりません。 |
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九三 | 443.内心惹かれている女性はライバルと出会い済みで言い寄ることもできず,そうかといって仕事面では上司からは重視されていないので,どうしてよいか分からずイライラしてる状態です。危ないのですが,女性と会えないことで反って問題は大きくならないですむようです。 |
原典参照 |
九四 | 444.経営幹部の地位にあっても,中間管理職に実態把握を阻まれて現場の状況が把握できていません。現場から遊離しており,なにか事業を企画して実行してもうまくいきません,凶です。 |
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九五 | 445.いかがわしい人物をも,そっと抑え込んでおくと,そのうち天の時機が来て,彼(彼女)自らが転落していく。このように,自らの強さを表には出さず,じっと分け隔てのない態度を貫くことこそがリーダーの資質といえましょう。 |
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上九 | 446.功成り名を遂げたのでその自尊心は強く,自分から進んで下の意見を聞くことはできないようです。問題にはならないでしょうが恥ずかしいことです。 |
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