易経本文
漢字表記日本語の読み方例
九二。不克訟。きゅうじ。うったえにかたず。
九二。訟に克たず。
帰而逋。かえりてのがる。
帰りて逋る。
其邑人三百戸、无難。そのゆうじんさんびゃくこなれば、わざわいいなし。
その邑人三百戸なれば、難いなし。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、不克訟、帰逋竄也。しょうにいわく、うったえにかたず、かえりてのがれかくるるなり。
象に曰く、訟に克たず、帰りて逋れ竄るるなり。
自下訟上、患至掇也。したよりうえをうったう、うれいのいたることひろうがごとくなり。
下より上を訟う、患いの至ること掇うがごとくなり。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)