易経本文
漢字表記日本語の読み方例
九五。顕比。きゅうご。ひをあきらかにす。
九五。比を顕らかにす。
王用三駆失前禽。おうもってさんくしてまええものをうしなう。
王もって三駆して前禽を失う。
邑人不誡、吉。ゆうじんいましめず、きちなり。
邑人誡めず、吉なり。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、顕比之吉、位正中也。しょうにいわく、ひをあきらかにするのきちなるは、くらいせいちゅうなればなり。
象に曰く、比を顕らかにするの吉なるは、位正中なればなり。
舎逆取順、失前禽也。ぎゃくをすてじゅんをとる、まええものをうしなうなり。
逆を舎て順を取る、前禽を失うなり。
邑人不誠、上使中也。ゆうじんいましめずとは、うえのつかうことちゅうなればなり。
邑人誡めずとは、上の使うこと中なればなり。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)