易経本文
漢字表記日本語の読み方例
九四。貞吉悔亡。きゅうし。ただしければきちにしてくいほろぶ。
九四。貞しければ吉にして悔亡ぶ。
憧憧往来、朋従爾思。しょうしょうとしておうらいすれば、ともなんじのおもいにしたがう。
憧憧として往来すれば、朋爾の思いに従う。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、貞吉悔亡、未感害也。しょうにいわく、ただしければきいちにしてくいほろぶとは、いまだかんにがいせられざるなり。
象に曰く、貞しけれは吉にして悔亡ぶとは、いまだ感に害せられざるなり。
憧憧往来未光大也。しょうしょうとしておうらいすとは、いまだこうだいならざるなり。
憧憧として往来すとは、いまだ光大ならざるなり。


出典；　①高田真治・後藤基巳訳(1969)　『易経』（上）（下）岩波文庫（岩波書店）