易経本文
漢字表記日本語の読み方例
晉、康侯用錫馬蕃庶、昼日三接。しんは、こうこうもってうまをたまわることはんしょにして、ちゅうじつにみたびせっせらる。
晋は、康侯もって馬を錫わること蕃庶にして、昼日に三たび接せらる。


彖伝
漢字表記日本語の読み方例
彖曰、晉、進也。たんにいわく、しんは、しんなり。
彖に曰く、晋は、進なり。
明出地上、順而麗乎大明、柔進而上行。めいちじょうにいで、じゅんにしてたいめいにつき、じゅうすすみてじょうこうす。
明地上に出で、順にして大明に麗き、柔進みて上行す。
是以康侯錫馬蕃庶、昼日三接也。ここをもってこうこううまをたまわることはんしょにして、ちゅうじつにみたびせっせらるるなり。
ここをもって康侯馬を錫わること蕃庶にして、昼日に三たび接せらるるなり。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、明出地上晉。しょうにいわく、めいちじょうにいづるはしんなり。
象に曰く、明地上に出づるは晋なり。
君子以自昭明徳。くんしもってみずからめいとくをあきらかにす。
君子もってみずから明徳を昭かにす。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)