易経本文
漢字表記日本語の読み方例
上九。睽孤。見豕負塗、載鬼一車。じょうきゅう。そむきてひとりなり。いのこのどろをおうをみ、おにをいっしゃにのす。
上九。睽きて孤なり。豕の塗を負うを見、鬼を一車に載す。
先張之弧、後説之弧。さきにはこれがゆみをはり、あとにはこれがゆみをとく。
先にはこれが弧を張り、後にはこれが弧を説く。
匪超婚媾。往遇雨則吉。あだするにあらずこんこうせんとす。ゆきてあめにあえばきちなり。
寇するにあらず婚媾せんとす。往きて雨に遇えば吉なり。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、遇雨之吉、群疑亡也。しょうにいわく、あめにあうのきちとは、ぐんぎほろぶればなり。
象に曰く、雨に遇うの吉とは、群疑亡ぶればなり。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)