易経本文
漢字表記日本語の読み方例
九五。以杞包瓜。きゅうご。きをもってうりをつつむ。
九五。杞をもって瓜を包む。
含章、有隕自天。あやをふくめば、てんよりおつることあり。
章を含めば、天より隕つることあり。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、九五含章、中正也。しょうにいわく、きゅうごのあやをふくむは、ちゅうせいなればなり。
象に曰く、九五の章を含むは、中正なればなり。
有隕自天、志不舎命也。てんよりおつることありとは、こころざし、めいをすてざるなり。
天より隕つることありとは、志、命を舎てざるなり。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)