易経本文
漢字表記 日本語の読み方例 升、元亨。 しょうは、おおいにとおる。
升は、元いに亨る。用見大人。勿恤。 もってたいじんをみる。うれうるなかれ。
もって大人を見る。恤うるなかれ。南征吉。 なんせいすればきちなり。
南征すれば吉なり。
漢字表記 | 日本語の読み方例 |
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彖曰、柔以時升、巽而順、剛中而應、是以大亨。 | たんにいわく、じゅう、ときをもってのぼり、そんにしてじゅん、ごうちゅうにしておうず、ここをもっておおいにとおるなり。 彖に曰く、柔、時をもって升り、巽にして順、剛中にして応ず、ここをもって大いに亨るなり。 |
用見大人、勿恤、有慶也。 | もってたいじんをみる、うれうるなかれとは、よろこびあるなり。 もって大人を見る、恤うるなかれとは、慶びあるなり。 |
有慶也。南征音、志行也。 | なんせいすればきちなりとは、こころざしおこなわるるなり。 南征すれば吉なりとは、志行なわるるなり。 |
漢字表記 | 日本語の読み方例 |
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象曰、地中生木升。 | しょうにいわく、ちちゅうにきをしょうずるはしょうなり。 象に曰く、地中に木を生ずるは升なり。 |
君子以順徳、積小以高大。 | くんしもってとくにしたがい、しょうをつみてもってこうだいなり。 君子もって徳に順い、小を積みてもって高大なり。 |
出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)