易経本文
漢字表記日本語の読み方例
九四。豊其蔀。日中見斗。過其夷主、吉。きゅうし。そのしとみをおおいにす。にっちゅうにとをみる。そのいしゅにあえば、きちなり。
九四。その蔀を豊いにす。日中に斗を見る。その夷主に遇えば、吉なり。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、豊其蔀、位不当也。しょうにいわく、そのしとみをおおいにすとは、くらいあたらざればなり。
象に曰く、その蔀を豊いにすとは、位当らざればなり。
日中見斗、幽不明也。にっちゅうにとをみるとは、くらくしてあきらかならざるなり。
日中に斗を見るとは、幽くして明らかならざるなり。
遇其夷主、吉、行也。そのいしゅにあえば、きちなりとは、いけばなり。
その夷主に遇えば、吉なりとは、行けばなり。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)