<爻辞>:
初九 | 361.明白なことが行われない情勢を見たら,さっさと群れを去っていくべきです。その為に生活に困るようであっても仕方がない。退避の真意を知らない上司は怪しんで文句をいうのでしょうが。 |
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六二 | 362.明白なことが行われないので,一旦退避したのはよいが,更に形勢は劣勢となり動くのが困難な状況になってきました。しかし,強力な援助が現われ,とりあえず窮地は脱出することができれば吉です。 |
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九三 | 363.明白なことが行われず,一旦退避をしていたが,今こそ敢然と正義の力を振り起こし,暴政の親分を捕らえるべき時ではある。しかし,革命のような大事でもあり、時間がかかるのであまりに性急に糾さないことです。 |
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六四 | 364.明白なことを行わない暴虐なトップの腹中に入り,その真意を掴み,甚だしい傷害を被らないうちに危機から脱出することができる。さっさと出ることです。 |
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六五 | 365.暴虐なトップによって暗く困難な状況に対処せざるを得ない場合でも,なおかつ自分の正しさを一貫して保っているべきであり,それが最高の人格を表すことになるのです。 |
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上六 | 366.最初は天にも昇るような高貴な地位にあっても,在下の賢者を登用せず,更に彼等を迫害するに至って,ついには自分もその地位を失うに至ります。 |
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