<爻辞>:
初六 | 471.消耗すること甚だしい状況です。木の切り株にすわっていて落ち着かないとも,奥深く陰鬱な谷底に入り込み永らく何も見えない状況とも言えます。こんな陰鬱な状況では何か手掛かりが必要なのですが。 |
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九二 | 472.武士は食わねど高楊枝,という諺のような気概が必要です。こちらから徒に求めていっても災いがあります。隠忍自重していれば,やがては意外な貴人の来訪もあり,役に立てるという喜びもあるでしょう。 |
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六三 | 473.会社では不当な重責のプレッシャー,消費者ローン地獄にはまり,家では女房に逃げられた,といったような困難に疲れ切った状態です。非常に残念なことですが,悪いことさえしなければいつか暗闇から抜けて日の目をみることもあります。 |
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九四 | 474.苦労を共にした部下のことを忘れない上司の貴方は,どん底にいる以前の部下を救おうとしても,間を邪魔するものがいてうまくいかず消耗しきった状況です。しかし恥ずかしい思いもありますが,最後には使命を達成できます。 |
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九五 | 475.貴方は高い地位と相応の能力がありながら,内外の監視の目が厳しく,自分のやることも思うに任せない惨めな状況に消耗しきっています。しかし,行っていることは正しく公平なので,徐々に状況は好転し,喜びも得られる時も来るでしょう。 |
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上六 | 476.絡まった蔦の中を潜り抜けるのに大変消耗しきったような状況です。こんな時には,とかく行動しても悔いることが多いのですが,よく反省して悔い悟っていけば吉です。 |
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