<爻辞>:
| 初九 | 271.自己の内部にある尊い素質、例えば精神的な本質、にも気づかず,いたずらに他人の畑の利益を欲しがり,涎を垂らしているようでは,どうしようもありません。凶です。 |
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| 六二 | 272.下の人を頼ったり、手の届かない人を高望みしたり、なんとも現実的ではありません。凶です。もっと独立心を養うことが肝心です。 |
原典参照 |
| 六三 | 273.大いに野心・野望のおきるときです。しかし,いくら正しくあったとしても適切な行動でないのでうまくいきません。凶です。10年の修養が必要でしょう。 |
原典参照 |
| 六四 | 274.逆さまですが,年下の人からの物的支援をひたすら仰いでも悪くありません。その支援を仰ぐ目的が,私的な理由からでなく他人を利するものなので吉です。 |
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| 六五 | 275.貴方は本来ならば仲間を養うべき立場にありますがまだ十分実力が備わっていません。不本意でも今は目上の賢者を頼るしかなく、貞正を保たねばなりません。吉ですが,大きな事をやってはいけません。 |
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| 上九 | 276.リタイアした貴方を,社員全員が頼っているようなものです。責任は重大で危ないこともあるでしょうが吉です。大きな事を決行してもうまくいくでしょう。 |
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