<爻辞>:
初九 | 011.社会的に表立って活動してはならない。時期も環境も整っていない。しかしながら,来るべき時に備えてひそかに奥深く自己研鑚を重ねることが重要である。 |
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九二 | 012.ひそかな自己研鑚の結果,自ずから人の注目するところとなって姿を表してきた。目標や方向を決める前に,人徳者や経験の深い人にガイダンスを求めると良い。 |
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九三 | 013.調子に乗って出過ぎるきらいがある。終日努力反省し,畏れることがあれば危なくても乗り切れるであろう。 |
原典参照 |
九四 | 014.いよいよ打って出る時がきた。しかし最適なタイミングを計ることが肝心だ。もし必要なら再度出直すことも視野に入れるべきだ。斥侯を放ってみるのも良い。 |
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九五 | 015.従来からの工夫・努力によって,自ずから天に昇った龍のようである。その偉大な人徳はリーダーたるに相応しい。しかしこのような時でも,賢明なるリーダーは広く勝れた人材を尋ね,その教えを請うものである。 |
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上九 | 016.既に昇り詰めて尊大になっている。やり過ぎないよう,後悔しないようにせねばならない。プライドが高いと失うこと多く,謙虚でいてこそ得ることができる。 |
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用九 | 017.天地ができて始めて万物の存在・創造が可能になる。 |
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