易経本文
漢字表記日本語の読み方例
六三。即鹿无虞、惟入干林中。りくさん。しかにつくにぐなく、ただりんちゅうにはいる。
六三。鹿に即くに虞なく、ただ林中に入る。
君子幾不如舎、往吝。くんしはきをみてやむにしかず、ゆけばりんなり。
君子は幾をみて舎むにしかず、往けば吝なり。


象伝
漢字表記日本語の読み方例
象曰、即鹿无虞、以従禽也。しょうにいわく、しかにつくにぐなしとは、もってえものにしたがうなり。
象に曰く、鹿に即くに虞なしとは、もって禽に従うなり。
君子舎之、往吝、窮也。くんしはこれをやむ、ゆけばりんなりとは、きゅうすぺければなり。
君子はこれを舎む、往けば吝なりとは、窮すぺければなり。


出典; ①高田真治・後藤基巳訳(1969) 『易経』(上)(下)岩波文庫(岩波書店)