<爻辞>:
初九 | 111.喩えれば茅を引き抜けば周りの茅の根もごっそり連なって抜けるように,志を同じくする仲間と行動を起こすべき時機であり,一緒に前進して吉です。 |
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九二 | 112.危険な、非文化的行動をも十分注意しながらも許容し,疎遠であっても才徳のある人のことを忘れず,自分の利害を超えたところに前進することが,まさに勇気をもって進歩向上の道を行くということです。 |
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九三 | 113.物事の道理として,上限まで到達すると下り始めざるをえません。そんなつらい場合でも志節を変えず正しく行くことが重要です。その誠心に徹すれば,永く食録を享けて幸福であるでしょう。 |
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六四 | 114.富貴になったといっても,構えずに賢者に下り,自分より尊い身分の人まで一緒に誘っていけるようであれば,自ずから大きな成果が得られるでしょう。いつも隣人には親切かつ協力的であり、行動は鳥の羽ばたきが如きの軽々しさが無いようにしてください。 |
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六五 | 115.たとえリーダーの地位にあっても,部下の賢人にへりくだるようであれば,チーム全体が天下泰平,大いに吉でしょう。昔,中国の王様である帝乙は自分の妹を臣下の賢者に嫁がせたが,乙の時代は大いに天下泰平の時として知られています。 |
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上六 | 116.いかに泰平の世の中もだんだん衰退していくものです。せっかく築いた城郭も崩れて濠池を埋めるようになりかねません。こういう時機には積極的な経営などはもってのほかです。自分の本業をしっかり守ってください。 |
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